病気のお話


 
インフルエンザ
 
  インフルエンザは,インフルエンザウイルスによって起こる病気で,A型とB型の二種類があります。
インフルエンザにかかると,(38〜40℃を超えるような)高い熱,ひどい咳や鼻水,節々(ふしぶし)が痛い,頭やお腹が痛い,吐き気がするなどの症状がみられます。
鼻からの分泌物を調べることで,15分程度でインフルエンザにかかっているかどうかを検査することができます。しかし,症状が出てからあまり時間が経っていないと(特に6時間以内),インフルエンザにかかっていても検査の結果が陰性になってしまうこともあります。
現在,インフルエンザにかかった場合には,インフルエンザの薬を使用することが可能ですが,症状が出て48時間以上経過してしまうと,薬の効果がでないことも分かっています。
インフルエンザワクチンを受けることが一番の予防となりますが,それに頼るだけでは予防はできません。ワクチンを受けている・受けていないにかかわらず,手洗い,うがい,マスクの着用,十分な休養など,それぞれがインフルエンザにかからないように気をつけることが大切です。
 
     


 
予防接種
 
  予防接種とは,感染症といって病原体が原因となる病気を予防するためにワクチンを接種するものです。
簡単に言えば,ワクチンを接種することで,人工的にある病気に軽くかからせた状態を作り,その病気に対する抵抗力をつけるものです。
予防接種には,予防接種法および結核予防法に基づいて行われる定期接種と,個人の希望によって行われる任意接種とがあります。
いずれの場合も,当院では予約制となります。
予防接種についてご不明の点がございましたら,当院にお気軽におたずね下さい。
※当院で受け付けている予防接種(要予約)
   麻疹(はしか),風疹,三種混合,二種混合,BCG,
   水痘(みずぼうそう),流行性耳下腺炎(おたふくかぜ),
   インフルエンザ,肺炎球菌,A型肝炎,B型肝炎
 
     


 
インフルエンザワクチン
 
  インフルエンザは,毎年12月頃から翌年の3月ごろにかけて流行する病気です。高熱が続き,咳や鼻水,下痢,頭痛,腹痛,関節痛などの様々な症状がみられます。かかると大変な病気であることに間違いはありません。
インフルエンザにかからないようにするための一番の方法は予防接種(インフルエンザワクチンを接種すること)です。インフルエンザワクチンを接種してからインフルエンザに対する免疫がつくまでに約2週間かかります。できれば今年中に接種されることをお勧めします。ワクチンの効果はほぼ半年ほど持続しますので,年内に接種すれば,今シーズンの流行については予防することが可能です。
ワクチンを受けてもインフルエンザにかかってしまったということがありますが,ワクチンを受けないよりは多少症状が軽くすむということも分かっています。
ワクチンを受けるか受けないかは,インフルエンザの場合には個人の判断に任されます。
 
     


 
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)
 
  おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)とは,ムンプスウイルスというウイルスが原因で起こる伝染病です。症状は,耳の後ろの辺りがはれて痛くなってきます。これは唾液を作る唾液腺(耳下腺)と呼ばれる場所がはれることによります。唾液が出るときに痛みが増すので,食べたくても食べられなくなることもあります。熱はでることもでないこともあります。まれに髄膜炎といって,発熱や頭痛,嘔吐を繰り返すような症状が見られたり,男性の場合には睾丸炎になることもあります。
この病気にかかった場合は,他の人にうつるため,主治医の許可が出るまでは,幼稚園・保育園,学校,職場などに行くことはできません。おたふくかぜはワクチンを接種することで予防することができます。とくに男の子の場合,小学校低学年のうちまでにおたふくかぜにかかったことがないならば,できるだけ早めに予防接種を受けることをお勧めします。もちろん小学校高学年以上から成人男性の場合にも,かかったことのない方は,周囲でおたふくかぜの方がいた場合にはうつる可能性がありますので,ワクチンを接種することで予防が可能です。この予防接種を受けるかどうかは個人の判断に任されますので、決して強制するものではありません。
 
     


 
日本脳炎ワクチンの接種について
 
  昨年、厚生労働省より、急遽日本脳炎ワクチンの小児への接種を中止する勧告がだされました。当面のところ、定期接種としての日本脳炎ワクチンの接種は中止となりますが、どうしても、と希望される方に対しては接種を妨げるものではありません。ワクチンの副反応をご理解いただいた上、接種をご希望の場合には当院でも接種は可能です。定期接種の年齢に該当し、接種をご希望の方は、管轄の保健センターに一度お問い合わせの上、当院にご連絡ください。
※日本脳炎とは?
 日本脳炎ウイルスに感染したブタの血を吸ったコガタアカイエカ(蚊)によってヒトに感染する。ヒトからヒトへ伝染することはない。東アジア,東南アジア,南アジアに多く見られるが,ワクチンの定期接種の普及により,日本では1992年以降年間10人以下の発生にとどまっている。日本脳炎ウイルスに感染しても,発症するのは100〜1000人に1人で,けいれん,意識障害,麻痺などの神経症状がみられ,20〜40%が死亡,45〜70%に後遺症を残すとされる。(参考:IDWR)
※日本脳炎ワクチン接種に伴う副反応
@まれにショック、アナフィラキシー様症状(じんましん,呼吸困難,血管浮腫等)があらわれることがある。
Aまれに急性散在性脳脊髄炎(ADEM)があらわれることがある。接種後数日から2週間以内に発熱,頭痛,けいれん,運動障害,意識障害等があらわれる場合に疑われることが多い。
Bその他
 ・過敏症:発疹,じんましん,紅斑,掻痒等
 ・全身症状:発熱,悪寒,頭痛,倦怠感等(数日中に消失)
 ・局所症状:接種部位の発赤,腫脹,硬結,疼痛等(数日中に消失)